Award,News
2020.10.02
THE BARRACKS HOTEL SENTOSA が インテリアデザイン部門でSingapore Good Design Award 2020を受賞しました。
Singapore Good Design Awardは、日本のGood Design Awardのパートナーです。
2013年に創設され、2014年に、第1回の”Singapore Good Design Mark”(SG Mark)が開催され日本からも専門家が審査に加わりました。
施主:Far East Organization
メインデザイナー:神田秀美
デザインコンセプト:
シンガポール セントーサ島に残されていた2棟の旧軍の兵舎の建物を細心の注意を払い復元し、伝統的なホテルに生まれ変わらせました。
元の構造と建築要素、アーチとキーストーン、柱頭と土台、手すり、窓とドアなど、慎重な修理によって保存されています。
温かみのあるセピア(濃褐色)の色合いと手作業の詳細が、ロマンスと時代を超越した雰囲気を演出しています。
News
2020.08.31
デザインコンセプト
瑞々しい果実の庭園が織りなすシーンの中でのダイニング。店名「梨杏」の名から果樹園をテーマとし、エントランスであるガゼボをくぐると瑞々しい透明感をもつ色とりどりの庭のシーンが展開されていく。スタッフのサービスもエンターテイメントとなるアイランドステーションやアルミニウムで表現した水墨画など、従来の重厚なイメージから、次の時代を担う新しい解釈の中国料理レストランとして生まれ変わった。
News
2020.07.01
デザインコンセプト
バラックホテルは、シンガポールがまだイギリスの占領下だった時の古い兵舎を改装したホテルです。
歴史保存建物として、古い兵舎の趣を失うことなく高級ホテルに改装することが求められました。
外観の英国スタイルを残し、植民地時代の雰囲気と豊かな歴史を維持するようなインテリア空間をデザインすることを意識、家具、素材の仕上げ、装飾照明、バスルームのアイテムのデザイン、インテリア要素を慎重に検討しました。
アクセント金物の色だけでも、プラチナブロンズ、ローズゴールド、ダークブラウンなど、すべてのインテリアから反映された色を採用しました。
家具コンセプトは、イギリスの植民地時代に流行したイギリスのキャンピング用家具を元に、デザインし、その中でも象徴的な家具はミニバー、ワークテーブル、チェア、バックルベルトベッドヘッド。また、装飾照明のデザインは、英国海兵隊にヒントを得た、フロアランプや、英国の産業時代のデザインの影響を受けた、タスクランプとしました。
写真提供:Far East Hospitality
News
2020.06.24
デザインコンセプト
「The Queen of Elegance ザ・ クイーン オブ エレガンス)」を基に、東館、本館共に木の風合いを取り入れるなど京都・東山の自然をイメージした造りとし、意匠の曲線美で優美さ、柔らかさを表現している。
東館客室は、京都の夏の風物詩である川床をイメージしたカーペットや梅の花を模したスツールなど、京都らしさを感じられるデザインとして落ち着いた空間になっている。
本館客室は、南禅寺の新緑と水路閣の水道橋のテラコッタ色をテーマカラーに、明治から昭和初期の南禅寺界隈の別邸を意識したエレガントモダン(大正ロマン)な空間を演出した。
499室あった客室を266室へと減少させ、一部屋の平均面積を約35㎡から約50㎡へと拡充することにより、スイートルーム中心のラグジュアリーな空間を実現している。
また、リニューアルした全室のバスルームは、独立した洗い場を設けゆとりあるスペースを確保した。
このリニューアルで、世界でも名高く競合の激しい観光地京都においてラグジュアリーホテルとしての地位を確立し、名実ともにQueenの座に君臨するようなエレガントなホテルとなる。
撮影:フォワードストローク
News
2020.06.02
デザインコンセプト
外部意匠
江戸時代末期に発祥した箱根独特の伝統工芸、寄木細工をモチーフとし、その中でも木や竹などを細く薄く加工して交互に編んだ「網代」模様から着想を得た縦横の外装ルーバーで外観に表情をもたせた。エントランスは内部ロビーとのつながりを意識し、ゲストのための箱根の別荘をイメージしたシンプルでコンパクトな意匠としている。
インテリア・FF&E計画
強羅公園内にある白雲洞は近代小田原三茶人の一人が作らせた田舎家造りの茶室で、近隣の農家の古材を再構築して創り上げた「田舎家」の席の貴重な作例である。このインフォーマルな田舎家の美を、ホテル全体のデザインコンセプトとして掘り下げ、ロビーのスペースから客室のアメニティに至るまで細部に渡って踏襲した。その他にも強羅の地名の由来にもなったゴロゴロした岩、早川の桜、強羅駅前の歴史ある写真館、ホテル前の水場に生息する蛍、寄木細工などをモチーフとして、ホテル インディゴというブランドの持つ軽妙な遊び心を表現している。