2022
Recruit
2022.11.17
□職種
建築設計士 (意匠設計)
□資格
一級建築士
□業務内容
①ホテルの設計業務
□待遇
正社員
□休日休暇
完全週休2日(土、日、祝日)、その他会社指定日
□応募方法
担当者に電話もしくは履歴書を郵送してください。
□応募先
〒105-0004
東京都港区新橋6-17-19 新御成門ビル6階
株式会社観光企画設計社
管理部 鈴木裕行
03-6430-9012
hiro_suzuki@kkstokyo.co.jp
Award,News,Publication
2022.11.07
弊社がデザインに携わった「ウェスティン都ホテル京都 本館東館 客室 / SPA “華頂”」が
The Andrew Martin Interior Designer of the Year Award に入賞しました。
Andrew Martin Interior Design Review Book Vol 26に掲載されてます。
Andrew Martin Webサイト:
https://www.andrewmartin.co.uk/design-awards
Andrew Martin Interior Design Review Book Vol 26:
https://www.andrewmartin.co.uk/homeware/books/ami-design-review-book-26
■ウェスティン都ホテル京都 本館東館 客室
デザインコンセプト
「The Queen of Elegance ザ・ クイーン オブ エレガンス)」を基に、東館、本館共に木の風合いを取り入れるなど京都・東山の自然をイメージした造りとし、意匠の曲線美で優美さ、柔らかさを表現している。
東館客室は、京都の夏の風物詩である川床をイメージしたカーペットや梅の花を模したスツールなど、京都らしさを感じられるデザインとして落ち着いた空間になっている。
本館客室は、南禅寺の新緑と水路閣の水道橋のテラコッタ色をテーマカラーに、明治から昭和初期の南禅寺界隈の別邸を意識したエレガントモダン(大正ロマン)な空間を演出した。
499室あった客室を266室へと減少させ、一部屋の平均面積を約35㎡から約50㎡へと拡充することにより、スイートルーム中心のラグジュアリーな空間を実現している。
また、リニューアルした全室のバスルームは、独立した洗い場を設けゆとりあるスペースを確保した。
このリニューアルで、世界でも名高く競合の激しい観光地京都においてラグジュアリーホテルとしての地位を確立し、名実ともにQueenの座に君臨するようなエレガントなホテルとなる。
プロジェクト詳細はこちら:
https://www.kkstokyo.com/works/cate/3887/
■ウェスティン都ホテル京都SPA “華頂”
デザインコンセプト
当ホテルは、創立130年の大変歴史のあるホテルであり、今でも、建築家村野藤吾の優雅で気品あるデザインが残され、そのスピリットが多く受け継がれている。
2018年から始まった大改修のテーマは ‘クイーン・オブ・エレガンス’で、このプロジェクトの最終エリアとして、既存の室内プールとその上階の客室を、一体のスパ・エステ施設に改修した。
当該地は、京都中心地から東の山の中腹の、明治時代には当時の先駆的な文化人達が移り住んだ、南禅寺界隈別荘群エリアに位置している。また、南禅寺には、同じ時代に作られたエレガントな西洋デザインの水路閣がある。このような、傾斜地から見える山の稜線や、自然の景色の中のモダンで西洋的な意匠などを取り入れた。
この水路閣から引いた琵琶湖疏水の水は現在でも館内で一部使用しており、ホテルにとっても大変馴染み深い施設となっている。今回の温泉施設には、その外部の自然とつながっている半露天風呂もある。
改修にあたり、スパレセプションがある客室階は、階高が非常に低いため、それを感じさせないよう注力した。
内装は、全体的に木目調とし、癒しと高級感を感じさせる空間とした。エントランスロビーから大階段で下階に降りると、ドリンクラウンジと男女脱衣室がある。男女の脱衣室は、京都の瑠璃光院の黒磨きの床にもみじの葉が初夏に、秋に、映り込む様の呼び名である、“床もみじ”“床みどり”の色彩をそれぞれのテーマカラーとした。
温泉浴室内も大胆に曲線を使い、エレガントさや自然の美を表現している。半露天風呂は、水路閣のフォルムを壁面に配し、浴槽外の池や植栽を効果的に取り入れることで、周辺の景観との一体感を感じる事ができる空間とした。
プロジェクト詳細はこちら:
https://www.kkstokyo.com/works/cate/interiors/4068/
■ANDREW MARTINについて
1978年ロンドンに設立。インテリアデザインに関わる多様なサービスを提供する企業。同社は、「インテリア・デザインのオスカー」と称される「Andrew Martin Interior Designer of the Year Award」を主催し、一年に一度、世界の優秀なインテリア・ デザイナーを表彰しています。
撮影:フォワードストローク
Award,News
2022.09.02
弊社が携わった「The Clan Hotel」がSingapore Good Design Award 2022にて金賞を受賞いたしました。
Singapore Good Design Award Webサイト:https://sgmark.org/
受賞掲載URL:https://sgmark.org/winners/the-clan-hotel/
■The Clan Hotel
デザインコンセプト
このホテルのインテリアは全体的に濃い配色の木質&ブロンズを豊富に使用し、昔からある歴史的な建物の要素を取り入れた重厚感漂うデザインです。
エントランスロビーからのアプローチはあえて暗くミステリアスな空間を演出し、客室の廊下までつながっていきます。
客室は温かみのあるナチュラルなトーンを基調の配色となっています。
ザ・クランホテルは 元々港があったという地域がら、中国人の移民が多く、その人々の生活の中でできたコミニティーが世代を通して今の成功に至った、物語が元になっています。
モダンで都市的空間の中に、中国文化の要素を加えながら、ノスタルジックに浸ってもらことを意識し、デザインしました。
プロジェクト詳細はこちら:
https://www.kkstokyo.com/works/cate/interiors/4120/
■Singapore Good Design Awardについて
日本のGOOD DESIGNにより、2012年からシンガポール政府の情報文化省の組織である「シンガポールデザインカウンシル(DSG)」に協力して、シンガポールのデザイン政策に基づいた国家的デザイン賞の設立に協力してきました。2013年12月に、DSGの下部組織で、デザイン事業者のアソシエーションである「Design Business Chamber Singapore(DBCS)」と、デザイン賞およびデザインプロモーションに関する協力協定(MOU)を締結しました。2014年3月には、第1回の”Singapore Good Design Mark”(SG Mark)が開催され、日本からも専門家が審査に加わりました。グッドデザイン賞を通じてアジアの経済拠点のひとつであるシンガポール進出への機会も提供しています。
中段下段写真提供:The Clan Hotel Singapore
Award,News
2022.08.10
弊社が携わった「Fukui French Aujus / ホテルリバージュアケボノ レストラン」が
日本空間デザイン賞2022 Longlistに入選いたしました。
日本空間デザイン賞Webサイト:https://kukan.design/
Longlist入選作品リスト掲載ページ:https://kukan.design/14360/
■Fukui French Aujus / ホテルリバージュアケボノ レストラン改修プロジェクト
デザインコンセプト
福井県の桜の名所、足羽川のほとりに立つ、ホテルリバージュアケボノ。
メインダイニングである日本料理をフレンチへ業態転換する計画であり、和食料理店、料亭の多い地域の中、フレンチレストランとして地域性豊かな福井の魅力を意識したデザインとした。
伝統工芸品である越前和紙に包まれた空間に、足羽川の川面に浮かぶ桜の花びら、その重なりをイメージした装飾スクリーン、桜の花びらを思わせるダイニングチェアー、天井カラー等、店名である「Aujus=桜樹」をモチーフに、ワントーンカラーの落ち着きあるモダン空間を表現した。
「福井を、美味しく、華やかに」をテーマに、福井の旬な素材を引き出すシェフの料理と、新たな福井らしさを表現した空間が一体となり、県民、そして県外の観光客にも福井らしさを感じられるFukui Frenchとなった。
Project More Info:https://www.kkstokyo.co.jp/works/cate/interiors/4396/
写真上:アラカルト席 写真中:アラカルト席 写真下:個室-1
撮影:Forward Stroke Inc.
News
2022.07.06
デザインコンセプト
世界中で展開されているハイアットプレイスブランドが京都に進出するにあたって、旅慣れたゲストがいつもどおり気軽に居心地よく滞在できる事は今回の大切な条件でした。ゲストにとってはこのホテルは非日常の世界でなく、日常の延長線上の第二のホームのようなものです。
そのため京都を過度に強調するデザインではなく「京都の普遍的な心地良さとは何か」を追求し2つのコンセプトをデザインに折り込みました。
“つながりの空間”
京の町並みから通りへ、そのままウチにつながり、また町に抜けていく。
インテリアの中心に京路地のような軸線を通し、その路地を中心としてレセプションやラウンジ、バー、レストランを配置しています。この“ウチ”路地を作ることで町を渡り歩くかのようにホテルに入り滞在を楽しみ、そのまま奥に続くゲストルームへ帰ることができる、その町とのつながりを大事にしました。別館側の通りともつながるこのウチ路地は、天窓や格子窓からの自然光を感じられる居心地のよい空間となっています。
また、町の新しい路地としてファサードからも“ウチ”の通りを魅せることで“ソト”との関係性も大切にしています。
“京のひかりと影”
天窓や格子戸のように、京町家の空間でとても重要な意味も持つ光と影は、日中のデリケートな光を機能的にコントロールしながら、陰と陽のもつ表情が奥行きのある深み作りだしています。夜は行灯などの低い灯りが日中と全く違った表情豊かな演出を担っています。
この柔らかく多彩な“京のひかりと影”をモダンに応用し、今の時代のトラベラーに寄り添った演出として随所に取り入れました。
本棟1Fがパブリックエリアとなり、烏丸通りから両替町通りまでを繋ぐ“ウチ”路地として瓦敷の動線を設けています。京都作家の大胆なアートや瓦や格子、織物を取り入れながらいわゆる和風ではないインターナショナルモダンのホテル空間を実現しました。
標準25㎡の客室は、コンパクトながら非常に大きな窓を持ち、その先の庭や京都の町を取り込み面積以上の広がりを感じることができます。シンプルなデザインの中に必要な機能を全て取り込み、ダイニングにも使えるリビングエリア、デスクや移動しやすいスツール、ベッドになるソファ等、ゲストの目的に合わせフレキシブルに使うことができます。ヘッドボード上には柔らかに虹色の影が落ちるアートを設置しました。光の加減により強さが変わる影は、天候や時の移り変わりの奥行きを与えています。
1 2